ピアノを上達させるハノン基礎練習
2018年3月25日
ピアノを上達させるために
はのん音楽教室ではピアノを上達していただくために大切にしていることがあります。
「ハノン」というピアノを弾くための指のトレーニングです。
ピアノの基礎になるレッスン方法ですが、これがピアノを弾くうえでとても重要なんです。
ピアノを習っていると、次はこの曲を弾きたいと常に思うようになります。
しかし経験が浅いと、弾きたい曲を実際に挑戦してみても
上手く弾くことがなかなか出来ないものです。
その一番の原因は「思うように指が動かせない」ということ。
なぜ思うように指が動かせないかというと
単純にピアノを弾くための1本1本の指の使い方が未熟だからです。
置きたい鍵盤に指が届かない、力の加減を操作できず力が入りすぎたり
抜けすぎたりすることがよくあります。
そのために指をスムーズに動かすための訓練が必要になります。
それを解消、手助けしてくれるのが基礎練習であるハノンです。
〇10本の指を鍛えられ素早く動くようになる
〇1本1本指が独立する
〇きれいな指の形になる
〇鍵盤の感覚(間隔)が身に付く
〇一定のテンポで常に指を動かすことで持久力がつく
〇リズム、音量、テンポなど変化を付け加えることができる
ピアノを弾くうえで大切なことがたくさん身につきます。
いざ曲に挑戦した時には、当然飲み込みが早いので進みに差があらわれます。
私も習い始めの頃は毎日ハノンをやり続けました。
単調な動きをずっと繰り返すので、地味でとても嫌いな練習だったので身が入らなく、
当時の先生によく注意されたものです。
しかし習い始めたころに一生懸命ハノンの基礎練習をやり続けたおかげで
いろんな曲に挑戦できるようになっていきました。
ハノンは地味な基礎練習で遠回りのようですが案外上達の近道だったりするのです。
私がはのん音楽教室という教室名をつけた理由がここにあります。
通っている生徒さんには、好きな曲を弾けるようになってほしい、
よりピアノを好きになってほしいという願いがあります。
その思いを叶えることはピアノの始まりであるハノンの基礎を
大切にするということに繋がってくるわけです。
生徒さんがずっと弾きたかった曲をコンサートで発表していただけるようになるまで
一緒に頑張っていきたいです。